ハローワークを活用して、障害者求人に応募しましょう! | ESJコンサルティング
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ハローワークを活用して、障害者求人に応募しましょう!

  1. 目次
  2. 1.ハローワークとは
  3. 2.相談窓口
  4. 3.ハローワークで障害者雇用の就職・転職活動をする方法
  5. ①求職者登録
  6. ②ハローワークカードの発行
  7. ③障害者専門窓口へ行く
  8. ④求人を探す
  9. ⑤紹介状の発行
  10. ⑥応募の準備と提出
  11. ⑦その後
  12. 4.ハローワークを利用するメリット
  13. ①求人数の多さ
  14. ②無料で利用できる
  15. 5.デメリット
  16. ①企業が提供される情報量が少ない
  17. ②問題のある求人が紛れている
  18. ③能動的な行動が求められる
  19. 6.障がい者向けのサポート
  20. ①手話・筆談
  21. ②精神障害者雇用トータルサポーター
  22. ③若年コミュニケーション能力要支援者就職プログラム
  23. ④障害者トライアル雇用
  24. 7.まとめ

就職・転職活動を考えたときに、初めに思いつく支援先が「ハローワーク」だと思います。

ただ存在は知っていても、どのように利用すればいいのか、ご存知の方はそこまで多くないように感じます。

ハローワークは一般就労枠だけではなく、障害者雇用においても手助けになる機関です。

この記事では、ハローワークの利用方法やメリット・デメリットなどについて紹介していきます。

 

1.ハローワークとは

求職者だけではなく、就労に関する様々な支援を行っている、厚生労働省が運営する公的機関です。

正式名称は「公共職業安定所」と言いますが、ここでは聞き馴染みのある「ハローワーク」で統一したいと思います。

ハローワークは国が運営していることから、全国各地に500か所以上設置されており、いずれも無料で利用することができます。

※ハローワークの設置場所
https://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html

また公的機関であるため、利用可能時間は基本的に平日8:30~17:15ですが、場所によっては土日や営業時間外でも利用できるところもあるため、まずは最寄りのハローワークを確認してみましょう。

利用できるサービスは、求人票の発行、就労に関する情報提供、就労相談窓口、失業保険等の手続き、面接対策や履歴書の添削など、就労に関することであれば多岐にわたり提供されています。

 

2.相談窓口

ハローワークの主なサービスの1つに「相談窓口」があります。

この相談窓口は総合的な窓口だけではなく、ある分野に特化した相談窓口が多数設置されています。

障害者雇用において利用すべき相談窓口が「障害者専門窓口」です。

ここでは障害を抱えながら就職・転職を考えている方が対象で、障害者手帳を所持していなくとも利用することができます。

相談員も障害に関する専門知識を持ったプロフェッショナルがあなたの担当となってくれるので、細かなところまで相談することができます。

相談に行く前に相談内容を整理してから向かうことで、相談時間を効率的に使うことができるでしょう。

その他にも、新卒向け、若年層向け、外国人向けなど、様々な専門性に特化した相談窓口もあります。

ハローワークの中には、若者向けや障害を持つ人向けなどの相談に特化した専門性の高い窓口があります。

 

3.ハローワークで障害者雇用の就職・転職活動をする方法

もし障害者雇用枠も検討に入るのであれば、障害者手帳を持参した方がスムーズです。

ハローワークは予約が要りませんので、障害者手帳を持って足を運びましょう。

 

①求職者登録

まずは登録を行います。その場で仮登録から本登録まですることができますが、仮登録であれば、自分のスマホやパソコンからも行うことができます。

登録することで、ハローワークの支援が受けられるようになる他、求人を探す際にもあなたにあった仕事が見つかりやすくなります。

 

②ハローワークカードの発行

求職者登録が完了すると、ハローワークカードが発行されます。

次回以降来庁するときは、必ず持参するようにしましょう。

 

③障害者専門窓口へ行く

このプロセスは必須ではないですが、メリットしかないので是非利用すべきです。

②で発行したハローワークカードと、所持している障害者手帳を持って、2.相談窓口で紹介した「障害者専門窓口」へ行きましょう。

もし他にも障害に関する資料などがあれば、それらも持参すると良いです。

あなたの担当となる相談員が就いてくれるので、希望する職種や仕事、抱える障害、不安に思っていること、何でも相談しましょう。

相談員からも質問されるので、お互いに会話をしながら、あなたにあった求人を探していきます。

 

④求人を探す

③のプロセスを踏んでいれば、相談員があなたに適した求人を探して提供してくれます。

障害者専門窓口を利用しない場合は、ハローワークの中に設置されているパソコンから求人を探すことができます。

これは自宅のパソコンなどからも閲覧することもできるので、適宜使い分けると良いでしょう。

 

⑤紹介状の発行

希望する求人が見つかったことをハローワークに伝えると、窓口で紹介状を発行してくれます。

求人によって異なりますが、基本的にハローワークが応募の仲介をしてくれます。

 

⑥応募の準備と提出

紹介状が発行されたら応募書類の準備を始めましょう。

一般的には履歴書、職務経歴書を作成します。

これらの書類は窓口の担当者に相談をして、アドバイスや添削をもらいながら作成すると、応募する企業に合った書類を作成することができます。

書類が全て整ったら、④紹介状を添付して提出しましょう。

 

⑦その後

応募書類の提出後は、書類選考、面接、採用という流れになります。

ハローワークでは面接対策もできるので、応募書類の提出後も担当者と相談しながら、採用を目指していくことになります。

 

4.ハローワークを利用するメリット

①求人数の多さ

転職サイト等とは異なり、企業側も無料で求人情報を掲載することができるため、求人に予算を割くことができない小さな規模の企業の求人も掲載されています。

ハローワークは国が運営する機関であるため、エリアを制限することなく全国の求人を探すことも可能です。

毎月90万件前後の新規求人が掲載されていることからも、その求人数の多さを実感することが出来ます。

 

②無料で利用できる

ハローワークで提供されているサービスは、ほぼ全てが無料で利用することができます。

前段で紹介したサポートの他にも、面接対策や職業訓練、講習会やイベント、関係機関との連携支援など、様々なサービスやサポートも全て無料です。

 

5.デメリット

①企業が提供される情報量が少ない

ハローワークに掲載される求人票には、企業名や業種、内容といった最低限の情報しか記載されていません。

そのため求人票に記載されていない、実際の職場の様子や障害への配慮について知りたい時には、自分で調べなければなりません。

 

②問題のある求人が紛れている

ハローワークでは、その求人数の多さから全求人をチェックできている訳ではありません。

そのため、中には俗に言われる”ブラックな求人票”や、”正しい情報が記載されていない求人票”が紛れ込んでいる可能性があります。

相談窓口を利用せずに就職・転職活動をされる方は注意が必要です。

 

③能動的な行動が求められる

ハローワークは求職者から求められたサービスやサポートを提供する機関であるため、何もしなくても受動的に提供はしてくれません。

自ら行動して、就職・転職活動を進めていく必要があります。

 

6.障がい者向けのサポート

①手話・筆談

抱える障害によっては、口頭でのコミュニケーションが取れない方もいらっしゃいます。

ハローワークでは、手話通訳者や筆談によるコミュニケーションに対応できるスタッフが常駐ではないですが、在席している場合が多いので、確実に対応して欲しいときは、前もって予約を入れておきましょう。

 

②精神障害者雇用トータルサポーター

精神保健福祉士や臨床心理士等、福祉関係の資格を持つハローワークの専門スタッフです。精神障害がある人の就労支援や心の相談、精神障害のある社員の雇用管理に関する相談を行っています。

従来のカウンセリング以外にも、職場見学や面接同行といったサポートもしてくれます。

 

③若年コミュニケーション能力要支援者就職プログラム

主に発達障害などの障害により、会話やコミュニケーションが苦手と感じている、34歳以下の若年層が対象のプログラムです。

ハローワークにいる就職支援ナビゲーターだけではなく、発達障害者支援センターといった支援機関などとも連携し、個別にサポートを受けることができます。

 

④障害者トライアル雇用

企業が通常の求人とは異なる「トライアル雇用求人」を掲載していると、障害を抱える求職者は原則3か月間「トライアル」として働くことができる制度です。

障害の原因や種類は関係なく、以下の内1つでも満たせば利用することができます。

・紹介日時点で、就労経験のない職業に就くことを希望している

・紹介日の前日から過去2年以内に、2回以上離職や転職を繰り返している

・紹介日の前日時点で、離職している期間が6か月を超えている

・重度身体障害者、重度知的障害者、精神障害者

 

7.まとめ

本記事では、ハローワークの利用方法やメリット・デメリットなどについて紹介してきました。

就職・転職活動を進めていくにあたって、ハローワークはとても助けになる機関です。

ただ沢山のメリットもあれば、デメリットもあるということも知っておく必要があります。

ハローワークの他にも、人材紹介会社や転職サイトを利用することで、ハローワークには掲載されていない求人を探すこともできるでしょう。

ハローワークも上手く利用しながら、あなたの就職・転職活動を進めていってください。

また、障害者求人に特化した人材紹介会社をお探しなら、グロー転職を活用しましょう!