ヘルプマークをご存じですか?使い方や入手方法を解説します! | ESJコンサルティング
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ヘルプマークをご存じですか?使い方や入手方法を解説します!

  1. 目次
  2. 1.ヘルプマークとは
  3. 2.対象者
  4. 3.使い方
  5. 4.入手方法
  6. 5.ヘルプマークと類似するマーク
  7. ①ヘルプカード
  8. ②ハート・プラスマーク
  9. ③耳マーク
  10. ④マタニティマーク
  11. 6.まとめ

町中で見かけることの増えてきた「ヘルプマーク」ですが、まだ認知度が低いように感じられます。

今回の記事では、対象やもらう方法、どこでもらえるか等を解説していきます。

 

1.ヘルプマークとは

ヘルプマークとは、「援助や配慮を必要としている方々が、そのことを周囲に知らせることができるマーク」です。

障がいを抱えていても、それが外見や見た目からは判断できない、分かりにくい方が、周囲に配慮を必要としていることを伝え、協力や援助を得やすくすることを目的に作成されました。

ヘルプマークを付けた方が困っているようであった時には、思いやりのある行動や対応を心がけるようにしてください。

 

2.対象者

ヘルプマークの着用に制限はありません。

障害者手帳の有無も関係なく、妊娠、一時的な不調の場合でも問題なく着用することができます。

明確な基準がある訳ではないので、あえて言うのであれば、障がいや体調不良等が原因で配慮や支援が必要な方となります。

中には障がいがあっても自分で助けを求められない子どもに持たせるといった活用をされている方もいらっしゃいます。

 

3.使い方

ヘルプマークはストラップがついているので、鞄やリュックなど周囲から見えやすい場所に付けておくようにしましょう。

先ほども紹介したように、その日の体調に応じて一時的に付けておくことも出来ます。

またヘルプマークにはシールが付いているので、氏名や住所といった個人情報や、障がいや配慮事項を記載し、ヘルプマークに貼っておきましょう。

万が一外出先で体調を崩してしまった際に、周囲へあなたの状態や必要な対処を伝えることができます。

 

4.入手方法

各自治体で定められている窓口で申し出れば即日交付してもらえます。

費用はかかりませんが、もらえるのは一人一枚までです。

自治体によっては福祉センターや都営地下鉄の駅、一部の病院などでももらうことができます。

東京都福祉保健局のホームページから窓口の一覧を調べることができます。

調べてみて取りに行くことが難しい方は、地域によりけりですが郵送してくれる場合もあります。

それでも尚入手することが難しい場合には、自作することが認められています。

東京都福祉保健局のホームページに、「ヘルプマーク作成・活用ガイドライン」がまとめられているので、そのページを参考に自作して身につけておきましょう。

 

5.ヘルプマークと類似するマーク

①ヘルプカード

ヘルプマークと似た内容のものになりますが、ヘルプカードは周囲に分かるように付けるものではなく、何かあった時に携帯しておくものです。

ヘルプカードには氏名、住所、緊急時の連絡先、障がい特性、配慮事項などを記載しておき、外出先で体調を崩してしまった際、手助けしてくれた方に見せることでスムーズに手伝ってもらうことができるでしょう。

ヘルプカードはヘルプマークと同じく、自治体の窓口などでもらうことができます。

また、自分で印刷して使用することもできるので、お住まいの自治体のホームページ等をご確認ください。

 

②ハート・プラスマーク

ハート・プラスマークは、内臓(心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう、直腸、小腸、免疫、肝臓)に障がいや疾患があることを表すマークです。

ヘルプマークと同様に、外見や見た目から障がいの有無を判断できない方が誤解を受けないよう、理解促進を目的に作成され、特定非営利法人ハート・プラスの会が奨励しているマークです。

ハート・プラスマークをもらうには、自治体によりますが窓口での配布、「「ハート・プラスマーク」利用方法及びデザイン」から自作する、特定非営利法人ハート・プラスの会事務局に返信用封筒を送り、郵送してもらうといった方法があります。

 

③耳マーク

耳マークは、聴覚障がいにより耳が不自由であることを示すと同時に、不自由な人への配慮を行えることを表明するマークでもあります。

耳マークをもらうには、自治体窓口・保健福祉センターなどでの配布、一般社団法人 全日本・中途失聴者団体連合会のホームページからグッズ購入といった方法があります。

 

④マタニティマーク

ヘルプマークと同様、街中で見かけることが増えてきたのがマタニティマークです。

マタニティマークは、妊産婦の安全・健康を守るために作成された、厚生労働省が推進するマークです。

特に、妊娠初期の方ですと、外見や見た目から見分けがつきにくいため、公共交通機関や職場などで、周囲の方が配慮を示しやすくすることを目的としています。

マタニティマークをもらうには、母子手帳交付時にもらう、駅の窓口でもらうなど、紹介した中では最も手にしやすいマークだと思います。

 

6.まとめ

ここまでヘルプマークの使い方や入手方法、それに類似するマークなどを紹介してきました。

外見や見た目から障がいを抱えていることを示すことは難しく、外出先では配慮を求めることが難しい場合があります。

ヘルプマークの普及により、周囲の人も障がいを抱えている方が多いということを認知することで、障がいを抱えている方が安心して外出することのできる世の中になっていくことが望まれます。