障害者枠に応募する際の職務経歴書の書き方って?目的を理解して準備しましょう | ESJコンサルティング
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障害者枠に応募する際の職務経歴書の書き方って?目的を理解して準備しましょう

  1. 目次
  2. 1.職務経歴書とは
  3. 2.作成方法と注意点
  4. 3.記載する項目
  5. ①経歴要約
  6. ②職務経歴
  7. ③資格・免許・受賞歴
  8. ④自己PR
  9. ⑤障害について
  10. 3.作成時のポイント
  11. 4.作成し終わったら…
  12. 5.まとめ

職務経歴書は、新卒の就職活動以外では、履歴書と合わせて提出する大切な書類です。

履歴書の職歴欄とは異なり、あなたが経験してきた仕事や業務、得られた成果やスキルなど、より具体的に書くことができるため、自己PRに大きくつながっていきます。

企業側もあなたがどのように貢献・活躍できるか気になっているため、採用にも関わってきます。

この記事では、職務経歴書の書き方やポイントなどを解説していきます。

 

1.職務経歴書とは

改めて職務経歴書とは、就職・転職活動を行う上でほぼ必ず作成する重要書類の1つで、これまであなたが経験してきた仕事の内容、役職、成果、得られたスキルなどを具体的に記載した書類になります。

履歴書には「職歴」という形で記載する箇所もありますが、履歴書とは異なり、より具体的に、詳細に記載していき、あなたがどれだけ企業にとって有用な人材であることをアピールすることができます。

職務経歴書は決まったフォーマットがないため、制限無く書くことができますが、あまりに多くなってしまうと、採用担当者は時間がかかると判断し目を通してくれません。大体A4用紙1~2枚程度でまとめることが多いです。

 

2.作成方法と注意点

履歴書の作成方法・注意点と共通です。簡潔にまとめると作成時のポイントと注意すべき点は、以下の通りです。

・指定が無ければ手書き、パソコンどちらでも大丈夫です。

・手書きなら消えない黒色のペンを使って作成しましょう。鉛筆や消えるボールペン、赤色や青色のペンなどは使ってはいけません。

・手書きで書いた箇所を修正するときは、大変ですが修正液などは使わずに、新しく一から作成し直しましょう。

・パソコンの場合は、使用するフォントは一般的なフォントを使用します。よく使われるのは「明朝体」「ゴシック体」です。

・暦は和暦・西暦どちらでも大丈夫ですが、履歴書・職務経歴書を通して統一した表記にしましょう。

・社名は略さずに正式名称を記載します。

より詳細な内容については、以下の記事をご覧ください。

 

3.記載する項目

①経歴要約

これまで経験してきた仕事を4行前後でまとめていきます。

より具体的にアピールすべき点は⑤自己PRで記載していくので、ここでは「どのような仕事であったか」「得られた成果」などの概要程度の記載で大丈夫です。

 

②職務経歴

あなたが働いてきた企業・会社ごとに基本情報を記載します。箇条書きで書くと簡潔で分かりやすくなります。記載する基本情報は以下の通りです。

・社名

・会社の規模

・会社の業種

・雇用形態

・あなたが所属していた部署

・職種

・役職

・経験年数

・仕事の内容

「仕事の内容」はより詳細に書くようにしましょう。「1日○件の営業」「1件○円規模の事業を企画」等、具体的な数値なども示せると良いです。

また職務経歴として記載できる内容がないときには、パートやアルバイト、障害者雇用であれば就労移行支援事業所や職業訓練所のことも記載することができます。空欄にするよりも記載しておく方が、積極性をアピールできます。

 

③資格・免許・受賞歴

資格や免許、受賞歴は自己PRとは別に、あなたの能力やスキルを客観的に示すものです。

求人に応募しようとしている企業と関連し、かつ高難易度のものから記載しましょう。

社内外を問わずコンテストなどの受賞歴があれば、これもアピールの材料になります。結果だけではなく、その過程も記載するとより良いです。

 

④自己PR

履歴書にも記載する自己PRですが、職務経歴書に記載する自己PRは、より具体的かつ簡潔に書くことが求められます。

もちろん履歴書に記載していない、枠が小さく記載できなかった内容でも構いません。

 

⑤障害について

障害者雇用における職務経歴書では、特記事項として障害に関する内容を記載します。

障害の内容や特性といった基本情報は履歴書に記載していますので、ここでは仕事と障害に関連することを記載しましょう。

例えば「これまでの仕事ではこのような配慮が必要だった」「仕事中にこういう症状が出たが、こう対応した」などです。

 

3.作成時のポイント

より良い職務経歴書を作成するために押さえておくべきポイントが「応募先の企業に合わせて作成する」ことです。

職務経歴書は一度作成したものを使い回すのではなく、企業ごとに合わせて記載内容を少しずつ変えていく必要があります。

例えばエンジニアを希望して応募する場合、これまでの営業成績をよりもPCスキルをアピールすべきですし、医療分野への就職を目指すならPCスキルよりも福祉関係の資格をアピールすべきです。

記載してはいけないという訳ではないですが、より採用担当者の目に留まりやすくするためには必須のポイントです。

 

4.作成し終わったら…

職務経歴書を作成し終えたら、少し時間を空けてから記載内容を一から確認していきましょう。

誤字脱字、暦の統一、日付のズレをチェックしていきます。

少し時間を空けるのは、作成後すぐに確認したときには気付けなかった箇所を見つけることがあるからです。

人材紹介会社やエージェント、職業訓練所などのサポートを受けている方は、第三者の目からもチェックしてもらうのも効果的です。

 

5.まとめ

ここまで職務経歴書の書き方やそのポイントについて解説してきました。

履歴書と同じくらい重要な書類であり、採用を左右することは分かっていただけましたでしょうか。

この記事を参考にしながら、あなたのアピールにつながるような職務経歴書を作成してみてください。

また一人で作成していて分からなかったり、困難に感じたときは、第三者にアドバイスをもらうと良いでしょう。

ESJコンサルティングでも相談に乗っていますので、是非一緒に採用を目指していきましょう!