障害者枠の仕事の見つけ方!様々な求人の種類とその探し方について | ESJコンサルティング
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障害者枠の仕事の見つけ方!様々な求人の種類とその探し方について

  1. 目次
  2. 求人を自力で探す方法
  3. 就職・転職サイト
  4. インターネット検索
  5. サポートや支援を受けて求人を探す方法
  6. ハローワーク(公共職業安定所)
  7. 就職・転職エージェント
  8. 就職フェア、合同説明会
  9. 学校のキャリアセンター
  10. 就労サポートから求人につながる方法
  11. 就労移行支援
  12. 地域障害者職業センター
  13. 障害者就業・生活支援センター
  14. 障害者就労支援センター
  15. 就労援助センター
  16. 求人のポイント
  17. 障害別採用実績
  18. 給与
  19. 勤務の形態や時間
  20. 保険
  21. 業務内容
  22. 勤務地
  23. 雇用形態
  24. まとめ

一概に障害と言っても、身体・精神・知的といった障害の種類、軽度・重度といった等級等、様々な面で違いがあります。

また残念ながら、「障害者雇用枠」は「一般就労枠」に比べて求人数も少ないため、応募数も多くなり、採用されにくいという現状も見受けられます。

ですので「障害者雇用枠」という括りの中で、ご自身に合った仕事を見つけることは容易ではありません。

今仕事を探している方の中にも、不安や悩みを抱えている方も少なくないでしょう。

そんな不安を解消するために、この記事ではどのように求人を探すのか、探すときのポイントも含めてご紹介したいと思います。

 

求人を自力で探す方法

就職・転職サイト

就職活動や転職活動をしたことがある方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

就職・転職サイトでは、様々な企業の求人情報を一括して見ることができ、自力で求人を探す場合において、最も簡単に探すことのできる方法です。

また大手の就職・転職サイトには障害者雇用枠だけでなく、一般就労枠の求人も数多く掲載されています。

後述するハローワークとは異なり、求人数は限られるものの、登録制であることから優良な求人が多く、更に掲載されている情報量はハローワークよりも多いので、自分に合った仕事を見つけやすいでしょう。

 

インターネット検索

就職・転職サイトを利用するのではなく、インターネットで自分の希望の職種や条件を直接検索するという方法です。

検索でヒットした企業ホームページ上の採用情報などを確認すると、より詳細が分かります。

また企業ホームページには担当者も記載されていることがあるので、不明点は直接確認できることもあります。

 

サポートや支援を受けて求人を探す方法

ハローワーク(公共職業安定所)

ハローワークは公共職業安定所とも言い、厚生労働省が運営する、求職者の職業相談や職業紹介をしてくれる国の機関です。

企業側も無料で求人を出せるため、そもそもの求人数が多く、それに伴い障害者雇用枠の求人も多く掲載されています。

ハローワークの利点は、専門援助部門という障がい者の方専用の窓口があり、そこでは障害者雇用に関することを専門職員と相談することができます。

専門職員と相談することで、あなたの抱える障害にあった仕事を紹介してもらえるでしょう。

また、職業紹介だけではなく、就職活動の仕方や採用面接などについても聞くことができるため、あなたにとって非常に心強い存在となってくれます。

 

就職・転職エージェント

就職・転職エージェントは、求職者と企業の職業マッチングの仲介を行っています。エージェントに登録することで、あなたの専任となるアドバイザーがつきます。

アドバイザーには職業選択から採用面接、内定後のことまで、就職・転職に関することは全て相談することでき、二人三脚で採用を目指すことができます。

またエージェントを利用する更なるメリットとして、求人をする企業側も有料で求人を出すことになるため、①ハローワークには掲載していない、いわゆる「非公開求人」を紹介してもらえる可能性があります。

非公開求人には好条件・好待遇な求人が多くあります。エージェントからしか知ることのできない情報がここに存在しています。

 

就職フェア、合同説明会

企業がブースを出店して自社PRをする、いわゆる「企業説明会」です。①ハローワークや②就職・転職エージェントが主催することもあります。

直接企業の話を聞くことができ、働いている人たちの様子や雰囲気なども分かるので、インターネットでは分からない部分を知ることができるでしょう。

 

学校のキャリアセンター

現在あなたが在学しているのであれば、学校に設置されているキャリアセンターを利用できる場合があります。

ここでも企業からの求人が見られたり、相談をすることができます。

在学生からの応募であれば優遇されるような求人も多いので、学生の方は積極的に利用しましょう。

 

就労サポートから求人につながる方法

ここでは1、2と異なり、就職を目指すためのサポートやサービスの中で、間接的に求人や職業紹介につながっていくものを紹介します。

似たような名前ですが、それぞれ少しずつ役割が異なっています。

 

就労移行支援

就職の準備~定着までを一貫してサポートしてくれるサービスで、就労移行支援事業所に通われている方には、事業所経由で仕事を紹介してもらえることがあります。

「就職」に特化したサービスを提供しているので、直接的ではないですが、仕事の探し方やハローワークなどの求人票の見方まで知ることができます。

 

地域障害者職業センター

障がい者に対する専門的な職業リハビリテーションサービスを提供している施設です。

①ハローワークや様々な企業とも連携しているため、サービスを受けながら仕事を探すことができます。

 

障害者就業・生活支援センター

全国に多数設置されており、職業訓練や適性職業診断などを行っています。

障害者雇用の求人を探している旨を相談することもできます。

 

障害者就労支援センター

地域において、就業面の相談と支援をする施設です。

求職者の一番身近な場所にある施設のため、就業に繋がらないといった悩みを、初めに相談するのに適しています。

 

就労援助センター

一般就労における継続的な援助が必要な障がい者に対する支援をしている施設です。

就業相談や職業訓練などを実施しており、雇用促進と定着を目指しています。

 

求人のポイント

ここまでは障害者雇用における求人の探し方を見てきました。

ここからは見つかった求人がどんなものか、怪しいところがないか等、求人情報で確認しておくべきチェックポイントを紹介します。

 

障害別採用実績

一般就労枠ではあまり見られない、障害者雇用ならではの項目です。

採用実績があれば、他の企業に比べ障害に対する理解もあると思われます。

またご自身と似たような障害の方を採用した実績があれば、あなたの採用にもつながっていきます。

 

給与

仕事が見つかったとしても、給与が悪ければ仕事も続けられません。

毎月の給料額だけではなく、昇給制度やボーナス、残業代なども合わせて確認しておくようにしましょう。

一番はあなたが問題なく生活する事ができる給与体系であることです。

 

勤務の形態や時間

正規雇用で一般的なのは平日のフルタイムですが、近年の新型コロナウイルス感染症拡大により、様々な形態での働き方が増えてきました。

他の職員と出勤時間をずらして出勤する「時差出勤」、出勤はせず、家・自宅で仕事をする「在宅ワーク」など、あなたの障害にとって負担のない勤務形態や時間帯を選択することも、長く働くためには重要なことです。

 

保険

障害を抱えていると期間に差はあるものの、通院は欠かせません。

そんなとき、会社が一部負担してくれるような制度があるかどうか確認しましょう。

よくあるのが「社会保険」で、求人情報には「社保完備」と書かれていることが多いです。

これは健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険の4つ全ての社会保険に加入できることを示しています。

 

業務内容

あなたの希望している仕事が出来るのか、きちんと確認しましょう。

求人を出している企業が有名だからと、名前を知っているだけで応募をするのはとても危険です。

 

勤務地

自分の住まいや障害に応じて、通勤することができる場所なのかを確認しましょう。

によっては転勤がある仕事もあるので、注意が必要です。

 

雇用形態

正社員、契約社員、バイトのように雇用形態には様々な形があります。

障害者雇用枠の場合、始めから正社員ではなく契約社員スタートとなることが多いです。

これは障害によって安定して仕事をすることが出来るか判断が難しいことによるものです。

契約社員であっても真面目に仕事を続けたり、資格を取得することによる正社員へキャリアアップ制度もあるので、確認しておきましょう。

 

まとめ

ここまで障害者雇用における求人の探し方とそのポイントを紹介してきました。

今後、障害者雇用の求人は増えることが予想されるため、より多くの求人が出ることでしょう。

求人は色々な内容の求人がありますが、それぞれを良い求人、悪い求人に分けることはできません。大事なことはあなたに「合うか、合わないか」です。

そして一つの探し方だけではなく、利用できる支援は最大限活用して、あなたに合った理想の職場を見つけ出してください。