障がいをお持ちの方の「働くことへの認知」向上のためできることとは? | ESJコンサルティング

障がいをお持ちの方の「働くことへの認知」向上のためできることとは?

  1. 目次
  2. 障害者の「働くことへの認知が低い」傾向にある理由とは?
  3. 社会人経験が浅い、または経験がないため
  4. 自分の状況が整理できていないため
  5. 障がい者の「働くことへの認知」向上のためできること
  6. 採用前:就労移行支援所からの推薦、または優秀なエージェントの活用
  7. 採用後:ジョブコーチ支援の活用や、研修の実施を行う
  8. 最後に:ESJコンサルティングができること
ESJメディアをご覧いただきありがとうございます。代表の宇田川です。 弊社は障がいをお持ちの方向けの就職・転職の支援を実施し、代表の私も日々多くの方とのご面談を実施しております。 その支援の中で、「障がいをお持ちの方は、働くことへの認知が低い傾向にあるのではないか?」ということを感じることが非常に多くあります。 意欲ではなく、認知です。意欲が高い人は多いですが、認知が高くない人は多数いらっしゃいます。 今回は、障がいをお持ちの方の仕事に関する認知について、私の考察をお話し、そして「働くことへの認知」を向上してもらえるためにできることは何か?ということをお伝えします。 先にお断りさせて頂きますが、定量的なデータはありません。 あくまで、これまでの私の支援の経験を元にしたお話です。また、本記事の内容は、特定の障害者の方を蔑む内容ではございませんので悪しからず。 今回もどうぞよろしくお願いいたします。

障害者の「働くことへの認知が低い」傾向にある理由とは?

障害者は働くことに対する認知が低い傾向にあります。これは障害者のことを蔑む意図でお伝えしているわけではありません。 この認知が低いことについてを理解しないと、多くの企業がそもそも採用を進めることができないため、このように記載させていただいております。 障害者の「働くことへの認知が低い」傾向にある理由はいくつかあります。今回は2つご紹介します。

社会人経験が浅い、または経験がないため

障がい者の中には、一定数「社会人として働く基盤」が整っていない障がいをお持ちの方がいらっしゃいます。 障がいをお持ちの方は、働いた経験がない、または働いた先でしっかりと研修を受けることができなかった、そもそもマナーが全く求められないような働き方しか選択肢が無かった等、色々なバックグラウンドがあります。 これでは、「働くこと」というのを知らないのも無理はありません。教育や支援が単純に足りないだけということもあり得ます。

自分の状況が整理できていないため

障害をお持ちの方、特に精神系の方は、ご自身のことや今現在の自分の状況を整理・理解できていないケースが非常に多いです。 ご自身を過大評価している場合もありますし、過小評価している場合もあります。 「それは障がい特性だから、できないんじゃないの?」と安易に解決できることでもありません。 こちらも、単純に支援が不足していることが要因の場合が多いです。 誰かに相談しようという発想がなく殻に閉じこもってしまったり、ご自身を客観的に捉えて考えたことがない人も多くいます。 適切に支援を行えば、歪んだ認知を元に戻してあげることも可能だと考えています。一定の理解を示しながら、軌道修正を試みれば、あっさりと克服できることもあります。 働く中で体調を崩した場合でも、このことを知っていれば「単純に寄り添って一緒に考えてあげる」だけで状況が改善される可能性もあります。 ただし、生まれながらの障害特性の場合は、上手く自分の状況を整理することが難しいという場合もございますので、ある程度許容する必要もあるでしょう。

障がい者の「働くことへの認知」向上のためできること

「障害があるから」というのは前提条件です。理解しようという姿勢を持つことが必要です。 ここでは、企業側が採用前にできる確認方法や、採用後に社会人として仕事を任せられる人材にまで引き上げる方法についてご提案いたします。

採用前:就労移行支援所からの推薦、または優秀なエージェントの活用

一般採用の場合でも、障がい者枠採用どちらでも、基本的には一定の水準の方を採用したいと考えるのは当然かと存じます。 とはいえ、一般採用と障がい者枠採用の難易度は全く違うことはご存じの通りでしょう。 そのため、事前に第三者からのチェックや支援が入っている障がいをお持ちの方の採用が望ましいでしょう。 正直公的機関や就職フェアのような合同説明会では、来訪される方は玉石混交のため、非常に効率が悪いです。 その点、就労移行支援事業所からの紹介や、特にエージェントを活用することは、最低限「この人は紹介できる」と判断した上での紹介となるため採用後の不安も負担も減らすことが可能です。

採用後:ジョブコーチ支援の活用や、研修の実施を行う

採用後には、ジョブコーチや職場定着支援の活用を検討しましょう。 社会人としての経験を積む方法は、働くしかありません。 そのために、ジョブコーチ支援や職場定着支援を活用して、長く働いてもらう必要があります。 在籍期間が浅い最初のうちは、困った時に誰に頼れば良いかわからない場合が多いです。「仕事でミスを連発してしまう」「職場の人達とのコミュニケーションが上手くいかない」こういう悩みを社外の人に相談できる環境を作ってあげることは非常に重要です。 そうすれば自分自身のポテンシャルを存分に発揮してただくことも期待ができ、ゆっくりかもしれませんが、社会人として仕事を任せられる人材にまで引き上げることも可能です。 また、マナー講習を受けさせてあげるのも1つの手段です。 全く社会人としての経験がないということなら特に効果は絶大です。 決まりやルールを嫌う障がい者の人も一定数いますが、「人としてのマナー」という観点で教えてあげれる講師であれば、きっと理解してくれるでしょう。 もちろん、障がい特性として目を見て話すのが難しいという方もいらっしゃいますので、マナー講習をする人材の選別や依頼先の検討も必要にはなります。 弊社でも、ジョブコーチについてや職場定着については、以下記事にてご紹介しております。よろしければご覧ください。   ジョブコーチについて知っていますか?支援内容を理解し、障害者雇用に活用しましょう!
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職場定着支援を活用し、障がい者社員の定着率向上を図りましょう!
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最後に:ESJコンサルティングができること

私たちESJコンサルティングは、障がいをお持ちの方の人材紹介から、障害者雇用コンサルティング、eスポーツを活用した障がい者採用支援を実行しております。 これら全ての根底には「障がいをお持ちの方に寄り添ったご支援したい」という思いがあります。 この考えを持って活動しているのは、全て企業様、弊社のお客様のためです。 採用側だけではなく、弊社のような相談しやすい団体がいることで、理解を示してくれる人がいるという環境を用意し、自分らしく働ける環境づくりのお手伝いも実施し、働く障がい者の安心につなげることができています。 私たちは、お客様と伴走して障がい者が働ける環境を少しでも多く作り、皆様の障害者雇用促進のためのお手伝いを実施してきました。 昨今は何事も「ビジネス」として片付けられてしまうことが多いように感じます。 ただの「ビジネス」ではなく、「障がいをお持ちの方に寄り添ったご支援したい」という真摯な思いを持つ弊社に共感いただけましたら、ぜひ一度お話をしていただけないでしょうか。   弊社では障害者の方にeスポーツ業務を実施していただくための、雇用コンサルティングを実施しております。 新しい障害者雇用の取り組みにご興味がありましたら、是非一度お問い合わせください。 eスポーツ×障がい者雇用【まったく新しい障害者雇用のカタチ】   また、障害者のeスポーツアスリートとしてのご活躍をお考えの方も募集しております。 障害をお持ちでも、アスリートとしてご活躍を目指している方も、ぜひお問い合わせください。 eスポーツ障害者アスリート 登録ページ