ジョブコーチについて知っていますか?支援内容を理解し、障害者雇用に活用しましょう! | ESJコンサルティング

ジョブコーチについて知っていますか?支援内容を理解し、障害者雇用に活用しましょう!

  1. 目次
  2. ジョブコーチについて
  3. ジョブコーチの支援内容
  4. どのような場合にジョブコーチを活用するべきか
  5. ジョブコーチを利用する方法・費用
  6.  まとめ

障害者雇用において、ジョブコーチの存在は企業にとって大きな助けとなります。

しかし、実際ジョブコーチを活用できている企業、そもそもジョブコーチとは何かを理解できているご担当者様は多くないというのが実情です。

本記事では、ジョブコーチの支援内容や活用方法について説明してまいります。

正しく理解し、貴社の障害者雇用促進に活用しましょう。

ジョブコーチについて

日本においては、障害のある方が、心身のハードルに関わりなく企業で働けるよう「障害者雇用促進法」によって、「職場適応援助者支援事業」が行われています。

この「職場適応援助者」こそが、「ジョブコーチ」のことです。

「ジョブコーチ」とは、障がい者が就労するにあたって抱える問題や課題、企業が受け入れるにあたっての課題などを解消するため、障害者雇用の専門家としてサポートを行う人のことを言います。

この「ジョブコーチ」には3種類あり、「訪問型ジョブコーチ」「企業在籍型ジョブコーチ」「配置型ジョブコーチ」があります。

まず「訪問型ジョブコーチ」は、社会福祉法人等に所属するジョブコーチです。地域障害者職業センターから依頼があった際や、就労を目指す障がい者へサポートを行います。

次に「企業在籍型ジョブコーチ」は、同じ企業内で勤務する方が担います。職場適応援助者養成研修の受講を修了し、企業の中で障がい者と一緒に働いた経験や知識がある人が担います。

そして「配置型ジョブコーチ」は、地域障害者職業センターに所属するジョブコーチです。地域障害者職業センターに依頼があった企業への支援や、訪問型や企業在籍型のジョブコーチと連携しての支援などを行います。

企業ごとに適したジョブコーチを活用することで、障害者雇用の助けになるはずです。

ジョブコーチの支援内容

では、実際にジョブコーチを活用すると、どのようなサポートが受けられるのでしょうか。

ジョブコーチのサポートは、企業・障がい者従業員双方に役に立ちます。

企業側は、以下のようなサポートが受けられます。

・配置や職務内容の決め方についての助言

・社内で障害への理解を深めるためのサポート

・障がいの特性に配慮した雇用管理のサポート

・障がい者とのコミュニケーションの取り方に関する助言

そして、障がい者従業員側は以下のサポートを受けることができます。

・職務への取り組み方、進め方などのサポート

・職場内でのコミュニケーションのサポート

・体調や生活リズムの管理に関するサポート

 

企業毎に企業文化や業務内容が違うのと同じで、個々人の障害特性もそれぞれ違います。

企業ごと、個々人ごとにあったサポートを行うことで、双方の問題を軽減し、就労定着を支援することが、ジョブコーチの支援内容です。

どのような場合にジョブコーチを活用するべきか

ジョブコーチの存在や、サポート内容は理解したけれど、どのような場合にジョブコーチを活用すればよいのでしょうか。

例えば、障害のある方の採用は出来るのだが、うまくコミュニケーションが取れていないように感じたり、すぐに離職してしまうといった悩みをお持ちの企業担当者様は、非常に多くいらっしゃいます。

そして、なにが問題であったかが掴めないまま、また採用に動かなけらばならず、振り返りも十分に行うことが出来ないという場合があるかと思います。

そのような場合には、ジョブコーチを活用することで双方のコミュニケーションの壁になっているものを取り除き、円滑に業務が行えるようにサポートを受けられます。

また障害のある従業員も、様々な理由で自身の障害特性をうまく伝えることや、配慮事項を伝えることが難しい方もいらっしゃいます。

結果、自身で問題を抱え込み相談ができず、職場になじむことが出来ずに離職するというケースが非常に多く存在しています。

そのような場合にも、ジョブコーチを間にはさむことで、自分から中々伝えられていない事を会社側に伝える事ができるようになり、不安を軽減することが期待できます。

障がい者雇用において、企業の多くは「採用」よりも、「定着」に課題を感じています。

定着にあたっては、個々人にあったコミュニケーション方法やそれぞれの業務内容の選定、設備等の配慮対応など多くの対応が必要になります。

そこで、これらの悩みをお持ちの企業様におかれましては、専門的なサポートを受けられる「ジョブコーチ」を活用するのが良いのではないでしょうか。

ジョブコーチを利用する方法・費用

ジョブコーチを活用したいと思ったら、企業所在地の障害者職業センターから申し込みを行い、利用することができます。

ただし、ジョブコーチ制度については多くの企業が利用しており、希望すれば即時にサポートを受けられるわけではないので、一度確認を行い計画を立てるようにするのがいいかと思います。

また、費用については無料でサポートを受けることができます。

そして自社の従業員がジョブコーチ資格を取得した場合には、国からの助成金を受けることもできます。

こちらについても、自社の状況に合わせて選択するのがいいでしょう。

 まとめ

障害者雇用において、様々なサポートを受けられる「ジョブコーチ」。

貴社でも障害者雇用において、お悩みやお困りごとがあるようでしたら、一度サポート受けることを検討してみてはいかがでしょうか。


また、ESJコンサルティングでは企業の障害者雇用に関わる全般サポートを行っております。

弊社サービスについても、是非一度お問い合わせください。