障がい者向けの就職フェアで求職者と面接するメリット・デメリットはなにか? | ESJコンサルティング

障がい者向けの就職フェアで求職者と面接するメリット・デメリットはなにか?

  1. 目次
  2. 障がい者向けの就職フェアに企業が参加するメリット
  3. 多くの障がい者の方と直接会い、話ができる
  4. ある程度の能力や障がい特性のレベルが推定できる
  5. 障がい者向けの就職フェアに企業が参加するデメリット
  6. 貴社に興味のない人も、興味本位で話を聞きに来る
  7. 貴社が求める人材ではない求職者とも面談しなければならない
  8. 費用について
  9. 最後に:自社に合う母集団形成の方法なのか考えてみましょう!
ESJメディアをご覧いただきありがとうございます。代表の宇田川です。 弊社は障がいをお持ちの方向けの就職・転職の支援を実施しています。 障害者の母集団形成をする中で、弊社のお客様の中に『障がい者向けの就職フェアに参加しようかな~』とお話をされるご担当者の方が増えていらっしゃいます。 ご存じの通り2024年度より法定雇用率は2.5%上昇し、また2026年には2.7%に上がります。そのため、障がい者雇用ご担当者は様々な手法で母集団形成をお考えかと存じます。 ただし、闇雲にやるのは貴社の負担になるでしょう。 今回は、障がい者向けの就職フェアに参加するメリットやデメリットをご紹介します。参加をお考えのご担当者様のご参考になればなによりでございます。

障がい者向けの就職フェアに企業が参加するメリット

  障がい者向けの就職フェアに、企業が参加するメリットは主に2つあります。

多くの障がい者の方と直接会い、話ができる

参加されてみると驚かれると思いますが、障がい者向けの就職フェアには多くの人材が来ます。 就職フェアに参加される障がいをお持ちの方は、基本的にはすぐにでも働きたいと考えていらっしゃいます。 会場は障がい者の方でパンパンで、求職者の方々は面談のために平気で3時間待ちしていたりします。 ブースに面接官を多く配置すれば、多くの障がい者の方と一気に触れ合う機会を得られるため、見込みのある方を見つけることも可能でしょう。

ある程度の能力や障がい特性のレベルが推定できる

繰り返しにはなりますが、就職フェアは沢山の人でごった返しています。 そこから考えると、障がい者向けの就職フェアに参加できるということは、「出社ができる」「人がたくさんいてもパニックにならない」という人材である可能性が高いことが推測されます   また、身体の方も一定数参加され、積極的に企業ブースを訪れています。   様々な障がい特性をお持ちの方と出会える可能性があるのは非常に有用な点かと存じます。

障がい者向けの就職フェアに企業が参加するデメリット

障がい者向けの就職フェアに参加する場合、現場のご担当者のリソースは確実に消耗されると考えていただきたいです。

貴社に興味のない人も、興味本位で話を聞きに来る

就職フェアの仕組み上、早い者勝ちで予約券をとった人が企業の面談ブースで面談ができます。 そのため、「あ、なんか社名知ってるから話聞いてみよう!」程度のスタンスで面談ブースに来る方も多くいらっしゃいます。 その度に会社の説明と、今回求めている職種について説明をしなければなりません。その上でその方の身の上話やこれまでの経歴を聞いて。。。というカタチになります。

貴社が求める人材ではない求職者とも面談しなければならない

前述のとおり、早い者勝ちで予約券をとった人が企業の面談ブースで面談ができます。 これは貴社のペルソナに合った人との面接が確約されている訳ではないということです。 話を聞いてみると、貴社が求める人物像ではない、スキルが無い人であるということも多々あります。 ご自身のことを客観視できずに自信満々な方も中にはいらっしゃいます。ペルソナに合わない方の話を30分間、気を使いながら話を聞かなければならないということも覚悟する必要があります。

費用について

弊社も全てを存じているわけではありませんが、基本行政が実施している機会以外は多少なりとも参加費用がかかる場合が多いかと存じます。 その場合、時間やコストを消費して良い人材を見つけられなかった、だけど参加料だけ取られる、ということも想定されます。 それであるならば、完全成果報酬の媒体に求人を沢山だしたり、期待できる人材紹介エージェントと契約を結んだ方がよっぽど効率的ではないでしょうか。

最後に:自社に合う母集団形成の方法なのか考えてみましょう!

就職フェアに参加することも、非常に効果的な母集団形成の方法であることは間違いありません。もちろん前述したようなメリットもデメリットもあります。 何事も経験だと考え、母集団形成の方法として就職フェアに参加されてみるのはOKです。 何事も経験が大事です、多くの場合やってみないと分からないことも多いですからね。 実際に貴社に強い関心を持ち、且つ貴社のペルソナにあった方が来てくれる場合もあります。 そうすれば、その場で次回選考について進めたり、連絡先を好感したり、何かしらのアクションが取れるため、人材獲得に優位に進めることもできるかもしれません。 ただし、デメリット部分を読んでいただければお分かりになるかと思いますが、現場の採用ご担当者の負担はかなり大きいです。自社がどれだけ切羽詰まって対応を迫られているのかも振り返り、参加を検討してみてください。 ちなみに、採用ご担当者のリソースが不足している、自社の障がい者雇用の状況が切羽詰まっているなら、就職フェアに参加するのではなく、他の手段をお考えになるべきかと存じます。 以上、本日もお付き合いいただきありがとうございました。     弊社では障がい者の方にeスポーツ業務を実施していただくための、雇用コンサルティングを実施しております。 新しい障がい者雇用の取り組みにご興味がありましたら、是非一度お問い合わせください。 eスポーツ×障がい者雇用【まったく新しい障がい者雇用のカタチ】   また、障がい者のeスポーツアスリートとしてのご活躍をお考えの方も募集しております。 障がいをお持ちでも、アスリートとしてご活躍を目指している方も、ぜひお問い合わせください。 eスポーツ障がい者アスリート 登録ページ