40代からの転職!障害者雇用の就職・転職活動で必要なポイント | ESJコンサルティング
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40代からの転職!障害者雇用の就職・転職活動で必要なポイント

  1. 目次
  2. 1.障害者雇用の現状
  3. 2.40代の就労・転職
  4. 3.一般就労枠との違い
  5. 4.40代の就職・転職活動のポイントとコツ
  6. ①転職活動は仕事をしながら進める
  7. ②自己PR
  8. ③謙虚さ
  9. ④面接対策
  10. 5.仕事の探し方
  11. ①ハローワーク(公共職業安定所)
  12. ②転職サイト
  13. ③人材紹介会社・転職エージェント
  14. 6.障害者雇用の求人が増えるタイミング
  15. ①法定雇用率の改定時
  16. ②人事異動がある月(4月、6月、10月、12月)
  17. 7.まとめ

厚生労働省によると障害者雇用での就労人数は増加傾向にあり、昔に比べると就職・転職活動がしやすくなっていることが分かります。

しかし、就職・転職活動では20代~30代の若年層の方が有利なのではないかと思われている方も多いのではないでしょうか。

ある一面においては、そのような場合も見受けられますが、40代の方には40代の武器があり、それにあった就職・転職活動方法があります。

この記事では、40代の就職・転職活動のポイントやコツ、転職方法などについて紹介していきます。

 

1.障害者雇用の現状

厚生労働省が発表した2021度「障害者雇用状況」によると、障害者雇用者数は約57.8万人となっており、2004年以降は13年間、最多の雇用者数を更新し続けていました。

現在でも全体の雇用者数は増加傾向にあります。

ハローワーク(公共職業安定所)でも同様の傾向が見られており、2009年に比べ、2019年の障害者就職件数が約2.3倍に増加したという報告があります。

この要因として、障害者雇用促進法の改正や障害者雇用というもの自体の認知度向上、そして障がい者自身の就労意欲の向上が挙げられます。

 

2.40代の就労・転職

転職を考えたときに、35歳がボーダーラインであるとの噂を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在は一般就労枠も障害者雇用枠も、働き手が足りておらず、40代の方でも就労・転職がしやすい環境になりつつあります。

この要因として、定年退職の年齢の引き上げや、様々な職種における働き方改革などが考えられます。

実際、ハローワークでの就職・転職希望者数も、40代が最多となっていますので、40代でも転職を諦める必要はなく、むしろチャンスであると捉えていきましょう。

 

3.一般就労枠との違い

一般就労枠は障害の有無に関わらず応募することができますが、障害者雇用枠では障害者手帳を所持していないと、そもそも応募することができません。

障害者雇用のメリットは、企業側から障害に対する配慮や理解を得られやすい、ということです。

反対にデメリットとして、職場の方に障害を抱えていることが知られてしまうこと、一般就労枠に比べ職種が限られてしまうこと等が挙げられます。

あなたはどちらが合っているのか、詳しくは別記事で解説していますので、こちらをご覧ください。

 

4.40代の就職・転職活動のポイントとコツ

①転職活動は仕事をしながら進める

転職活動をするには意外とお金がかかります。

もし仕事を辞めて転職活動をするとなると、転職先が決まるまでの生活費や、転職活動のための交通費や雑費など、全てを無給の状態で賄う必要があります。

そうなると早く転職先を見つけなければならないと焦ってしまい、本当にあなたに合ったよりよい転職先を見つけ出すことも難しくなってしまいます。

仕事をしながら転職活動を進めるのは、拘束時間の面からすると大変な部分もありますが、それでも尚仕事を辞めない方のメリットが大きいと思います。

 

②自己PR

20代~30代の場合、その若さを売りにして、どれだけ採用されたいのかをアピールすることがほとんどですが、40代の場合は少し異なります。

40代では、若年層にはない経験やスキル、これまでの実績などをアピールすることが成功への第一歩です。

経験やスキルをその企業でどのように活かすことができるか、貢献できるのか、という具体的なイメージを企業側に持たせることが重要です。

 

③謙虚さ

現在40代で仕事をしている方であれば、職場では部下や後輩がおり、ある程度のポジションにいる方も少なくありません。

しかし、転職活動において年齢は関係ありません。

採用面接の面接官が、あなたよりも年下だからといって、職場の後輩のように受け答えをしてはいけません。

また転職後も企業・会社では基本的にゼロからのスタートとなるため、転職前のような接し方ではいけません。

40代であっても入社したばかりの新人であることを忘れず、謙虚な姿勢で対応することが大切です。

 

④面接対策

40代であれば、これまでの経験から面接も難なくやり取りできると過信し、失敗する方は多いです。

就職・転職活動においては、若年層と同様の面接対策を講じる必要があります。

履歴書、職務経歴書、自己PR、想定問答など、しっかりと準備して望みましょう。

 

5.仕事の探し方

障害者雇用の仕事を探すにはいくつかの方法があります。

詳細は、別記事にて解説していますので、是非こちらもご覧ください。

ここではポイントを絞って紹介していきます。

 

①ハローワーク(公共職業安定所)

厚生労働省が運営する、全国展開された公的機関です。

企業側も無料で求人を掲載できるため、求人数も膨大です。

また障害者専用相談窓口も設置されているため、相談しながら就職・転職活動を進めることができます。

 

②転職サイト

インターネット上で求人を探すことのできるサービスで、様々な企業が運営しています。

求人の掲載には費用がかかるため、ハローワークに比べ質の高い求人が多いです。

スマホやパソコンがあれば、時間や場所に制限されない反面、相談や企業とのやり取りは自力になるため、手間がかかる部分もあります。

 

③人材紹介会社・転職エージェント

①と②の良いとこ取りをしたのが、人材紹介会社・転職エージェントの利用です。

あなたの希望に合った求人の紹介し、企業とのマッチングを行います。

費用は企業側にしかかからないため、基本無料で利用でき、質の高い求人が揃っています。

またあなた専属の担当エージェントがつくため、企業とのやり取りなども代わりに行ってくれます。

 

6.障害者雇用の求人が増えるタイミング

①法定雇用率の改定時

現状、障害者雇用における法定雇用率の引き下げは考えられません。

改定となれば基本的に雇用率の引き上げが想定できます。

0.1%でも引き上がれば、数千人規模の雇用をしている企業であれば、障害者雇用の採用数がグンと増えるので、狙い目と言えるでしょう。

 

②人事異動がある月(4月、6月、10月、12月)

年度初め(4月)、ボーナス月(6月)、下半期初め(10月)、ボーナス月(12月)は、どの企業でも人事異動が多い時期のため、それに伴い求人が出ることが多いです。

この時期に入社を目指すのであれば、この数か月前から準備を進めておく必要があります。

 

7.まとめ

ここまで、40代の障害者雇用における就職・転職活動のポイントなどを紹介してきました。

現在では40代での就職・転職が不可能ではなくなり、若年層との差も無くなりつつあります。

障害者雇用枠での求人は、現在の環境などからも今後も増加傾向にあると思われます。

20代、30代にはない、40代ならではの武器を用いて、就職・転職を一緒に目指していきましょう。

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